NINJA
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trick or treat
~お菓子をくれなきゃ、悪戯しちゃうぞ~
パリン と崩れた
カラカラ と音を立てて転がる
バサバサ と鳥が飛べば
クスクス と笑い声がする
ねぇ。お菓子、くれないの?
細い声が呟く
白い石を蹴り飛ばす
パリン と崩れた
悪戯、し終わっちゃったね。
白い石で山を作る
一部が崩れる
カラカラ と音を立てて転がる
もう一度、遊ぼうか?
風が吹く
風が吹く
バサバサ と鳥が飛べば
ほら、君が生き返った。
偽物の悪魔
恐怖で顔が引きつる
クスクス と笑い声がする
trick or treat
お菓子をくれなきゃ、悪戯しちゃうぞ。
~お菓子をくれなきゃ、悪戯しちゃうぞ~
パリン と崩れた
カラカラ と音を立てて転がる
バサバサ と鳥が飛べば
クスクス と笑い声がする
ねぇ。お菓子、くれないの?
細い声が呟く
白い石を蹴り飛ばす
パリン と崩れた
悪戯、し終わっちゃったね。
白い石で山を作る
一部が崩れる
カラカラ と音を立てて転がる
もう一度、遊ぼうか?
風が吹く
風が吹く
バサバサ と鳥が飛べば
ほら、君が生き返った。
偽物の悪魔
恐怖で顔が引きつる
クスクス と笑い声がする
trick or treat
お菓子をくれなきゃ、悪戯しちゃうぞ。
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蝕まれる
蝕まれる
……ボクノ、ココロ……
消えてしまう
消えてしまう
……アノコノ、キオクガ……
左右から手を絡める数百本のコードから、脳を支配する数千本の針から、少年の大事なものを侵す。
止めてやめてヤメテ……
あの子の瞳、あの子の鼻、あの子の唇、あの子の姿。
どんな声だったっけ?
どんな肌の色だったっけ?
どんどんどんどん忘れていく。
薄れていく。
消えていく。
蝕まれる
蝕まれる
イヤダイヤダイヤダイヤダ
絶対に忘れない。
あの子の……名前は……
・・・
――delete complete.
【完全削除】
大きな培養槽の前に白衣を纏った研究員が数人。
培養液に浸っている幾千本ものコードで繋がった片翼を持つ少年を見上げていた。
頭は額から上部が剥き出しになり、脳に刺さった細いファイバーで電気信号を絶えず送っている。
問題を起こした生物兵器の記憶抹消は、何の問題も無く完了した。
研究員の一人がマイクロファイバーに繋がるマイクで尋ねる。
「お前の名は?」
脳から直接送られた声が、文字となってパソコン画面に現れる。
『ENGEL-028』
それは、この兵器を示す番号。
「記憶消去、完了」
周りの研究員たちに安堵の表情が浮かぶ。
それをぼんやりと見下ろす瞳。
チガウ……
チガウ……
ボクノ、ナマエハ……
ユ……ユキ、ナ。
蝕まれる
……ボクノ、ココロ……
消えてしまう
消えてしまう
……アノコノ、キオクガ……
左右から手を絡める数百本のコードから、脳を支配する数千本の針から、少年の大事なものを侵す。
止めてやめてヤメテ……
あの子の瞳、あの子の鼻、あの子の唇、あの子の姿。
どんな声だったっけ?
どんな肌の色だったっけ?
どんどんどんどん忘れていく。
薄れていく。
消えていく。
蝕まれる
蝕まれる
イヤダイヤダイヤダイヤダ
絶対に忘れない。
あの子の……名前は……
・・・
――delete complete.
【完全削除】
大きな培養槽の前に白衣を纏った研究員が数人。
培養液に浸っている幾千本ものコードで繋がった片翼を持つ少年を見上げていた。
頭は額から上部が剥き出しになり、脳に刺さった細いファイバーで電気信号を絶えず送っている。
問題を起こした生物兵器の記憶抹消は、何の問題も無く完了した。
研究員の一人がマイクロファイバーに繋がるマイクで尋ねる。
「お前の名は?」
脳から直接送られた声が、文字となってパソコン画面に現れる。
『ENGEL-028』
それは、この兵器を示す番号。
「記憶消去、完了」
周りの研究員たちに安堵の表情が浮かぶ。
それをぼんやりと見下ろす瞳。
チガウ……
チガウ……
ボクノ、ナマエハ……
ユ……ユキ、ナ。
信号を待ちながら、向かいのカフェ内に目を向ける。
セーラー服の女の子……いた!
待ち合わせ時間よりも早いというのに、彼女は既に大好きなアイスティーを飲んでいるらしい。
窓際のカウンターにもかかわらず、頬杖をついてストローを咥えて携帯を弄って……。
きっとプラプラとさせているだろう足は、隠れて見えない。
もう少し、女の子らしくすればいいのに。
見た目だけならば、十分に魅力的な子なのだ。
クリッとした大きな瞳にスッとした眉。
髪の毛を茶色く染めてきちんと手入れされているのが分かるくらい、艶やかだ。
それを一つにまとめたポニーテールが、彼女をはつらつとした子に見せている。
口元もちょこんとしていて、可愛らしい……が、しかし。
見た目だけなのだ、魅力的なのは。
その口元が微笑みを作ったとき、歯をチラつかせてはにかんだとき、それは良くないことが起こる前兆だ。
いい笑顔を作るときこそ俺から平和が遠ざかっていく。
きっとあのピンクの携帯を閉じた瞬間、ストローを噛み潰して笑うに違いない。
あぁ今日は、一体ナニを叩き潰すのだろう。
せめて多細胞生物でありますように。巨大な単細胞生物なんて、二度とご免だ。
信号が変わり、彼女が笑う。俺の平和は、長期休業中だ。
***
「なろう」の交流掲示板に載っていた練習用のお題イラストを見て書いたもの。。。
書いてはみたけれど、文字数制限がoverしてしまい投稿を断念orz
……しましたが、かなり気に入っていたので削除が勿体無くて、こちらにUP。。。
イラストがないので何とも言えない感じですがorz
強い女キャラが大好きです。
それに巻き込まれながら、自分の不幸を嘆く脇男キャラも好きです。
ありふれてるけど、かなりのベストカップルだと思う!
セーラー服の女の子……いた!
待ち合わせ時間よりも早いというのに、彼女は既に大好きなアイスティーを飲んでいるらしい。
窓際のカウンターにもかかわらず、頬杖をついてストローを咥えて携帯を弄って……。
きっとプラプラとさせているだろう足は、隠れて見えない。
もう少し、女の子らしくすればいいのに。
見た目だけならば、十分に魅力的な子なのだ。
クリッとした大きな瞳にスッとした眉。
髪の毛を茶色く染めてきちんと手入れされているのが分かるくらい、艶やかだ。
それを一つにまとめたポニーテールが、彼女をはつらつとした子に見せている。
口元もちょこんとしていて、可愛らしい……が、しかし。
見た目だけなのだ、魅力的なのは。
その口元が微笑みを作ったとき、歯をチラつかせてはにかんだとき、それは良くないことが起こる前兆だ。
いい笑顔を作るときこそ俺から平和が遠ざかっていく。
きっとあのピンクの携帯を閉じた瞬間、ストローを噛み潰して笑うに違いない。
あぁ今日は、一体ナニを叩き潰すのだろう。
せめて多細胞生物でありますように。巨大な単細胞生物なんて、二度とご免だ。
信号が変わり、彼女が笑う。俺の平和は、長期休業中だ。
***
「なろう」の交流掲示板に載っていた練習用のお題イラストを見て書いたもの。。。
書いてはみたけれど、文字数制限がoverしてしまい投稿を断念orz
……しましたが、かなり気に入っていたので削除が勿体無くて、こちらにUP。。。
イラストがないので何とも言えない感じですがorz
強い女キャラが大好きです。
それに巻き込まれながら、自分の不幸を嘆く脇男キャラも好きです。
ありふれてるけど、かなりのベストカップルだと思う!
君が消えた。
どこに行ってしまったのだろう。
いつでも傍にいてくれたのに……。
君が行きそうな場所が分からない。
趣味も覚えてない。
だって、ずっと隣で笑ってくれてたから、知る必要なんてなかったんだ。
街中を歩いて君を捜した。
道行く人に尋ねても、近くの公園に行っても
――キミガ、イナイ。
ネコにだって聞いてみた。
「俺の彼女を知らないかい?」
「にゃー」
真新しい赤い首輪を着けたそいつは、一声鳴くとそっぽを向いて行ってしまった。
赤。
そうだ、赤い色。
つきあい始めた頃に、赤い色が大好きだって言っていた。
赤い色があるところに、いるのかもしれない。
スーパーの林檎売り場、街中のポスト、バラ園だって行ってみた。
だけど、君は見つからない。
思い当たる場所は全部ハズレてトボトボ歩いていると、赤い車を見つけた。
消防車だ。
その奥には真っ赤な家が建っている。
赤々と、俺の目には輝いているように映った。
ねぇ、そこにいるの?
俺、寂しいよ。
君を見つけたら、今度こそ両の腕から離さないから。
もっともっと君の近くにいるから。
だから。
……おいて逝かないで。
†††
お題の『紅』を考えてる時に浮かんだもの。
でも、個人的に紅では似つかわしくないと感じて却下orz
どこに行ってしまったのだろう。
いつでも傍にいてくれたのに……。
君が行きそうな場所が分からない。
趣味も覚えてない。
だって、ずっと隣で笑ってくれてたから、知る必要なんてなかったんだ。
街中を歩いて君を捜した。
道行く人に尋ねても、近くの公園に行っても
――キミガ、イナイ。
ネコにだって聞いてみた。
「俺の彼女を知らないかい?」
「にゃー」
真新しい赤い首輪を着けたそいつは、一声鳴くとそっぽを向いて行ってしまった。
赤。
そうだ、赤い色。
つきあい始めた頃に、赤い色が大好きだって言っていた。
赤い色があるところに、いるのかもしれない。
スーパーの林檎売り場、街中のポスト、バラ園だって行ってみた。
だけど、君は見つからない。
思い当たる場所は全部ハズレてトボトボ歩いていると、赤い車を見つけた。
消防車だ。
その奥には真っ赤な家が建っている。
赤々と、俺の目には輝いているように映った。
ねぇ、そこにいるの?
俺、寂しいよ。
君を見つけたら、今度こそ両の腕から離さないから。
もっともっと君の近くにいるから。
だから。
……おいて逝かないで。
†††
お題の『紅』を考えてる時に浮かんだもの。
でも、個人的に紅では似つかわしくないと感じて却下orz
ここのお題、すごく面白いですww笑
個性的というか、なんというか。。。お題を読んでるだけで面白いですZE☆
http://littlemoon.littlestar.jp/memo/index.html
その内借りたいな、と^^
個性的というか、なんというか。。。お題を読んでるだけで面白いですZE☆
http://littlemoon.littlestar.jp/memo/index.html
その内借りたいな、と^^
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